生涯付き合っていくお金は、私達の暮らしの中で切っても切り離せないもの。
でも、お金について知ることは大切だと思っていても、いざ勉強しよう!教えよう!としても何をすればいい?と迷ってしまいませんか。
そして、他の家庭ではどんなことやってるの?と気になっている方も多いのでは?
今回は、小学生と幼稚園児を持つ我が家が買ってよかった本やゲーム、これからやってみたい公的機関のコンテンツなどご紹介します。
本から学ぶ
にゃんこ大戦争
子供達に人気のにゃんこ大戦争からお金について学べる本が出版されています。
どんな内容?
① お金の始まりについて
物々交換からお金がどうやって使われ始めたのか、お金は誰がつくっているかなど
② 賢いお金の使い方について
物の値段の決まり方、なぜお店によって値段が違うのか、お金がない時はどうすればいいのかなど
③ 社会を動かすお金の仕組みについて
税金や消費税、円高円安、景気など
④ お金の増やし方について
お仕事やフリマでお金を増やしたり、銀行預金や株の購入でどのようにお金が増えるのかなど
幅広い内容を取り扱っています。
消費税や税金、円高円安や投資についてと内容だけを見ると、とても難しい?とためらってしてしまうかもしれません。
でも、
おなじみのにゃんこ達がたくさん登場するので、パッと見ただけでも楽しそうな雰囲気になっています。
「ネコ」と「オタネコ」が会話形式で説明してくれるので、抵抗感なく自然に読み進めることができるよ。
写真や図もふんだんに使われているので、視覚的にも◎。
お金の豆知識コーナーでは、大人も知らないこと・ちょっと誰かに話したくなる内容で面白いよ。
また、所々でふりかえりクイズもあり、ゲーム感覚で楽しめたり、理解できているかの確認ができたりします。
パラパラと好きな項目から読んでみてももちろんOKです!
遊びながら学ぶ
勉強となると身構えてしまいますが、遊びなら抵抗感なく楽しめるのでは?
人生ゲーム
人生ゲームは言わずとしれた大人気ロングセラーボードゲーム。
人生何が起こるかわからない、山あり谷ありのドキドキ感で我が家の子供達にも大好評。
この人生ゲームがお金の学びにもなる理由は2つ。
お金の学びになる理由1つ目
誕生から老いていくまでの人生を歩んでいくゲームでなので、
それぞれのライフステージでどんな出来事があるのか、その流れを掴むことができる。
人生でお金がどう使われたり、もらったりできるかが分かります。
お金の学びになる理由2つ目
お金のやり取りができる。
1000ドルから10万ドルまで扱い、示された金額を払ったりもらったり、お釣りの計算が必要だったりと日常でも活かすことができます。
金額の多い少ないも感じることができるので、どんな事にお金がたくさん必要になのかを感覚的に掴めるかなと思います。
1つ1つのマスの内容は、筆者が遊んだ30年前のものとは違い、現代に合わせてバージョンアップされています。
例えば、
- 副業で収入を得る
- 職業カードに動画クリエイターが登場
- 家を買うでは持ち家だけでなくタワーマンションの購入
このように、現代ならではの特徴が反映されています。
人生ゲームはお金の勉強を抜きにしても楽しめるゲーム。遊んでいるうちに自然とお金や人生の流れが掴めておすすめです。
キャッシュフロー・フォー・キッズ
キャッシュフロー・フォー・キッズはアメリカ発のボードゲーム。金持ちが、お金について自分の子供に教えていることをテーマにした「金持ち父さん貧乏父さん」の著者ロバート・キヨサキ考案のゲームになります。
ざっくり言うとどんなゲーム?
自分が働くことでもらった「給料」で「資産」を買います。この「資産」は、自分のために一生懸命働いてくれる「不労所得」。私達がのんびり過ごしたり遊んだりしている間にも働いてくれる大切なものです。ゲームに勝つには、この「不労所得」が私達が日々使う「支出」をはやく上回ることです。
不労所得>支出になると勝ちなんだね。
入ってくるお金が出ていくお金より多ければ、常にプラスの状態、つまり経済的に自由ということです。
このゲームで学べること
生活費や無駄遣いで毎月決まった額の支出を作ってしまった場合と、その場限りの支出、どちらが経済的に負担が大きくなるか
フリマなどでお金を儲けたり、ビジネスでお金を得たり、株価が上がることで配当がアップするなどお金がもらえるのはどんな時なのか
不動産、ビジネス、株式購入、銀行預金それぞれ不労所得を得られるけど、初期費用や不労所得額の差があるのはなぜ?どんな資産が買いやすく、始めやすいのか
などが学べます。
難しく書きましたが、ゲームのプレイ自体は、幼稚園の息子でもできました。
遊び方
- サイコロを振る
- カードを引く
- お金の受け渡し
- コイン(ゲームではトークンと呼んでいる)ゲット
これを繰り返していくだけ。
対象年齢も6歳以上なので、小学生からOK!なレベル。
カードには、
- 「やったー」と叫ぼう!
- 両手を上げてよろこぼう!
- みんなの拍手にこたえよう!
など遊び心も盛り込んであるので、かたすぎる感じはなく楽しめると思います。
ネットで学ぶ
日本の金融を司る日本銀行、国税庁、金融庁からも子供達が楽しくお金について学べるコンテンツが提供されています。ゲーム感覚で楽しく遊びながらお金のことを学ぶことができますよ。
うんことお金がコラボした!?〜金融庁〜
金融庁とうんこドリルがコラボしてるなんて!
楽しいうんこキャラ達のイラストと共に、「生活編」と「経済編」でそれぞれクイズ形式でお金の使い方や仕組みを教えてくれます。
うんこ先生が分かりやすい話言葉で進めてくれるので、お堅い感じは全くなし。うんこだもんね。
クイズの解答にもクスッと笑える内容も盛り込んであるので、楽しく読み進められますよ。
内容は、導入レベルなので、お金に興味を持って欲しいな、お金について考えるきっかけが欲しいなという方にピッタリかなと思います。
財務省もうんことコラボしてました!!
うんこドリル冊子とゲームの2種類。ゲームは正解数やスピードなどで高得点を目指します。
うんこワールドの中で、お金だけでなく、海の物流、食とエネルギー、地震、川の安全など様々なこどがクイズで学べて面白いよ。
新成人向けのうんこクイズ動画もあり
2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられたことで、新成人の過剰借入や闇金利用について懸念されています。そんな現状に対して注意喚起として作られたのが、このうんこ動画。
1本15秒程度のクイズが8本。各テーマとうんことの共通点を謎かけで考えさせる内容となっています。
予算を決めて街を作ろう!国税庁の金融ゲーム
街の予算を決めて、1つの街を作っていく学習ゲーム。
私達が安全に豊かに暮らしていくために、街にどんな施設が必要かを考えることができます。
- 学校や公園、警察署など税金を使って作る公共施設
- デパートや本屋や薬局など税金を使わない施設
この両方の施設を建設できるので、私達が日々利用している施設がどちらなのかも遊びながら学べますよ。
施設を建てるエリアがなくなったり、予算を使い切ってしまったりするとゲームは中断。場所や予算の割り当て、どんな施設が必要なのかなど試行錯誤して住みやすい街を作ってみてください。
アニメとすごろく系ゲームで学ぶ!〜財務省〜
私達が安全に豊かに暮らせるよう街を整えるために必要な「税金」はどのようなもので、どんな事に使われているかをアニメで学ぶことができます。
子供達が街のどうぶつ住人達に税金について教わっていくものなので、難しく考えずに見ることができそう。
また、税金のすごろく系ゲームもあり。
簡単なキャラクター設定から始まり、クイズに挑戦してポイントをゲット。その中で街を作るための公共施設などや隠れアイテムなどをゲットし、街のマップを完成させていきます。
クイズを間違うとポイントが減ったり、「○マス戻る」というマスがあったり…ただ進んでいくだけじゃない楽しみもあり。
豆知識コーナーやクイズは、少しレベルが高い?と感じる所もありますが、ゲーム感覚で進めていけるので挑戦してみて。
どんなものがあるのかざっくり知るだけでも学びになりますよ。
4コマ漫画で学ぶ!〜日本銀行〜
日本銀行の「にちぎんキッズ」から、お金や日本銀行についてイロイロ学べる漫画がダウンロードできます。
- お金って何?
- お金を預けたり送ったりなど、お金の流れ
- 物の値段や景気などの物価の安定について
幅広く触れられています。パソコンで見てもいいですし、枚数があるので、印刷して冊子にしても◎
「にきぎん☆キッズ マンガで楽しく学ぼう、お金のイロイロ」 をダウンロードする
お金師匠に弟子入りしよう! 〜知るぽると〜
お金師匠が経営する道場で、お金について学年に応じて教えてもらえる4コマ漫画コンテンツあり。
道場の中身は4つ。
- お金の役割道場
- お金の使い方道場
- お金と暮らし道場
- お金と仕事道場
免許皆伝を目指して読んでみては?
こどもクイズにチャレンジ 〜知るぽると〜
お金・金融・経済の3つの項目でクイズに挑戦できます。
こどもクイズに挑戦してみる
実戦で学ぶ
小学生になって「おこづかい制度」を始めた家庭も多いのでは?
お金の増減を「おこづかい帳」に記載していくものおすすめ。
おこづかい帳を記入していくことで、
- お金の出入りわかる
- お金をやりくりが練習できる
- 計画的にお金を使うことの大切さがわかる
など、お金を管理する訓練ができますよ。
我が家は100均で購入した「こどものつうちょう」で始めてみました。本物の通帳のように、ケース付き。
項目は、「ことがら」「入ったお金」「使ったお金」「のこりのお金」の4つでシンプル仕様です。
初めてのおこづかい帳では、細かく分類せず、記録する事に慣れさせるのがいいかなと思います。お菓子と遊び代くらいで分類する数も多くないでしょうしね。
長く記録を続けるために、お子さんの好きなキャラクターで選んでも◎
記入欄が狭くないかもチェックしておきたいですね。
今回は、子供に対するお金の教育どうしてる?についてご紹介しました。
お金の勉強というと難しく捉えがちですが、今回紹介したものは、楽しみながら学べるものばかり。生涯付き合っていく、切っても切り離せないお金を、身近なものとして学んでいけるといいですね。